3月6日(水)カメラ携えて撮り鉄か京都でもと考えてたんですが、天気が今一つだったので、趣向を変えて美術鑑賞としゃれこみました。
今、天王寺公園の大阪市立美術館で開催されているフェルメール展に行ってきました。日本人に人気の17世紀オランダの画家ですが、35点余りしか確認されていない作品のうち6点が来日しています。
平日とあってそんなに混んでませんでした。フェルメールと同時代の画家全49点が展示されてますが、フェルメールだけは別ブースで鑑賞者で混雑しないように配置が工夫されていてゆっくり鑑賞できました。
あくまで僕個人の感想ですが、フェルメールの持つイメージ(静謐、淡い光線、薄暗い部屋、望遠レンズでズームアップしたような構図…etc)の作品が少なかったことが残念でした。
「取り持ち女」が日本初公開、「恋文」が大阪のみ公開とのことですが、「取り持ち女」は初期の風俗画、「恋文」は後期の作品でフェルメール作品としてはちょっと雑な感じでもう一つという印象でした。イメージに合う作品としては「手紙を書く女」くらいでウルトラマリンブルー、いわゆるフェルメールブルーが印象的な作品は一点もありませんでした。
欧米の美術館からこれだけの作品を借りだされただけでも大変なことなんで贅沢いっては罰が当たりそうですが…。
ところで、「手紙を書く女」の対比としてメツーの「手紙を書く男」、「手紙を読む女」が同じブースに展示されてましたがフェルメールと雰囲気が全く違います。こういう展示は面白いなと思いました。
5月12日まで大阪市立美術館で開催中。
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