5月5日嵐山…。行楽シーズン、阪急各線から臨時特急が嵐山線にやってきます。それぞれの列車には嵐山にちなんだ愛称があって、ヘッドマーク付。桜のシーズン、GW、紅葉シーズンの土日祝しか走らないので非常にレアな列車となっています。これが撮り鉄ちゃんたちの恰好の被写体になっています。僕もその仲間ですが…(笑)
一連の臨時列車を撮影後、嵯峨鳥居本まで足を伸ばしました。化野念仏寺から奥、愛宕神社の一ノ鳥居までの間に「重要伝統的建造物群保存地区」に指定された集落があります。街道沿いの小規模な集落ですが、町屋風民家と茅葺民家が並ぶ静かでとても雰囲気のいいところです。
愛宕神社は愛宕山山頂付近に本宮がある神社ですが、愛宕山は標高924mもあり、徒歩でしか行けません。往復4時間位はかかりちょっとした登山となり、気軽に行けるところではありません。
実は「愛宕山鉄道」が今の嵐電嵐山駅から登山口にあたる清滝まで敷設されていて、さらに清滝から山頂までケーブルカーがありスキー場やホテルもあったのですが、戦時中に廃線となりリゾート施設も閉鎖され、戦後も復活することなく元の信仰の山に戻ったのだそうです。
帰途、祇王寺に寄り道、青もみじと苔庭を堪能してきました。

5月6日京都線・「古都」を追いかけ倒しました。この日は梅田~高槻市、梅田~北千里の普通運用でした。例によって日本橋から乗車、淡路で乗り換えようと思って何気なく外をみると、北千里行きが止まってました。なんとこれが「古都」…。すぐに乗り換えて北千里へ…。
「古都」に乗ってたら撮影できないのですが、車窓からロケハン。豊津~関大前の急カーブが良さそうだったので、ここで降りて折り返しを狙えばよかったのですが、なぜか北千里終点まで行ってしまい、これが大失敗。北千里駅は天下茶屋行きと梅田行が交互に発車するダイヤになっていて、梅田行は1号線、天下茶屋行が2号線から発車します。
これを知らずに、1号線ホームで「古都」を無理な構図で撮影。次発の天下茶屋行が向かいのホームから出発するのがわかっていたら、2号線ホームからゆっくり全体を撮影できたのに、それを知ったのは「古都」が出発した後。
仕方がないので、「古都」が再び梅田から折り返してくるのを豊津~関大前で狙うことにしました。約1時間の待ち時間があります。一時間後、「古都」がやってくるのを待っていると…違う電車がやってきました…何で?実は昼間の京都線の普通運用は梅田~北千里、梅田~高槻市の交互運用になっていることを、自分が豊津から乗った電車が梅田に入線したら、方向幕が高槻市行なっていることで初めて知った次第…阪急ファン失格です。つまり「古都」は京都本線を走っていたのです。
一旦梅田で蕎麦を食べ、「古都」とどこですれ違うか移動中に十三で「古都」とすれ違いました。こんどは北千里行になるので十三で待機…再び「古都」に乗り込み北千里駅2号線でゆっくり撮影。
次発の天下茶屋行に乗り淡路で河原町行準急に乗って南茨木で下車。ここの茨木市方面にある踏切がいいロケーションだったのでここで待機。ほどなくしてやってきた「古都」を無事撮影しました。さらに帰路途中、南茨木駅前の跨線橋から、「京とれいん」と高槻市から折り返してきた「古都」撮影。朝のリベンジを果たしました。
結局、この日は「古都」を追いかけ右往左往…。我ながらちょっと自己嫌悪に陥った一日でした。
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