青島文化教材製DD51製作記 プロローグ

プラモデル
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一昨年の8月に購入し放置してきた青島製DD51の製作に取り掛かりました。何しろ部品点数1000点を超える超精密模型です。組立説明書見ただけでちょっと尻込みするような精密さです。
もう一つ製作に懸念があるのはメーカー。青島はプラモデルメーカーとしては老舗ですが、タミヤ、ハセガワなどに比べると精密さはイマイチ、精度もちょっと…という僕の印象で、それが製作を逡巡する原因になってました。(買わなきゃいいのに…という声が聞こえてきそう)


そこで、前段として同社製のスーパーカー模型を購入してどんな感じか、どんな問題があるか試してみました。購入したスーパーカーはパガーニ・ウァイラ。ボンネット、ドア、リアカウルすべてがオープンできる精密模型です。購入して早速組立たのですが、結論としてやっぱり懸念した通りでした。

まず、精密さ。これは文句なしです。恐らく形も正確なんでしょう。エンジン、前後のサス、バスタブ型のコックピット等を別々に組立て(非常に精密)フレームに組み付けるのですが、取り付け箇所に曖昧な部分があって、精緻なイラストの説明書をどう見ても取り付け箇所がよくわからなかったりと色々問題点がありました。一応下回り、エンジンルームの組立を終えボディ(5分割されている)を組付けようとしたら全然合わない…。

下回りまで完成したが、ボディが合わない!!制作意欲喪失…。

ここからは僕の推定ですが、今のプラモデルは2Dや3DCADで設計し、コンピュータの画面上で組立~完成までのシミュレートした上で実際のパーツを生産したんだろうと思います。コンピューター上ではキチンと組み立てられるのに何故実際に組み立てたら合わないのか…。恐らく組立箇所の曖昧さが影響しているのではないか。取り付け箇所がきっちり決まらず、ズレが生じる、おそらくコンマ何mmというズレのオーダーでしょうが、物が精密な分コンマ何mmのズレでもそれが集積されてズレが大きくなり結果的に合わなくなるということではないか。


こうなると、一気に製作意欲が萎えてしまいます。結果的にこのモデルは完成することなく放置プレイと相成りました。タミヤやハセガワの製品はどんなに精密なモデルでもストレスなく組み立てられるのですが、やはり青島の場合、設計意欲は買いますが、ちと分不相応なんではないかと思いますね。全体の雰囲気はいいので残念です。はっきり言ってプラモデル初心者にはお薦めできません。
ま、そういうことで、本命のDD51の製作は、かなり心してチャレンジする覚悟が必要なようです。まずは、ディーゼルエンジンから組立を開始します。

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