11月11日(日)またまたまた嵐山です。ほんま好きですナ…。秋の観光シーズンです。この時期の京都の混み方はハンパないです。と、いうことで朝早く家を出て、9時前には渡月橋を渡ってました。
今日もまた、奥嵯峨へ向かいます。さすがにこの時間は観光客が少なくスムースに歩けました。竹林の小径も落柿舎あたりも写真の通り。
2週間前に行った鳥居本の愛宕念仏寺再訪です。前回訪れたとき本堂前がジジババ(自分も充分ジジイですが…)の集団で賑やかだったので本来の静かな境内を味わいたかったのです。しかし、今回は法要かなんかがあるようで、関係者が準備に大わらわで、残念ながら森閑とした雰囲気はありませんでした…。でも前回よりゆっくりと1200羅漢を堪能できました。
一時間程ここで過ごし、次はまた祇王寺…?と考えましたが今回はここからちょっと遠い直指庵にしました。のんびり朝の嵯峨野を歩いてゆきます。鳥居本から直指庵は直線距離だとわずかなのですが、山をぐるっと回りこまないといけないので優に30分はかかります。
そろそろ嵐山界隈は喧騒の坩堝となってくるころでしょうが、直指庵へのルートは、閑静な住宅街と田園風景が続き、観光客はおろか人通り自体殆どありません。快晴の空の下気持ちよく歩けました。

直指庵も観光客は殆どいません。直指庵は江戸時代には臨済宗の大寺院だったのですが衰え、幕末に近衛家の家老女・津崎村岡局が入り浄土宗のお寺として再興、土地の子女の教育に尽くしたとパンフレットに書いてありました。
本堂は茅葺の庵で、もみじの木が屋根にかかり、祇王寺とよく似た雰囲気でお気に入りです。直指庵といえば来訪者が私生活の悩みや感動を書き綴った旅のノート「想い出草」が有名ですね。
紅葉はまだ浅かったのですがツワブキの黄色い花が満開できれいでした。ここでも1時間ほど逗留しました。
嵐山は今週末から阪急の臨時列車も走り、観光のピークを迎えますが、奥嵯峨は遠く、交通の便も悪いため、見どころが多い割には静かな穴場になっており、お薦めのスポットです。もっともここにたどりつくまでは、嵐山の大混雑の中をイヤでも通過しなければなりませんが…。

コメント