鏑木清方展

アート
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22年6月12日・日曜日
久しぶりの東山。
平安神宮の大鳥居の前に京都近代美術館があります。そこで今開催されている鏑木清方展に行ってきました。

西の上村松園、東の鏑木清方と呼ばれる美人画の巨匠です。

泉鏡花、樋口一葉など文芸作品や近松、井原西鶴などの芝居から題材をとったもの、挿絵画家時代の作品など中々見ごたえがある展覧会でした。

その中に三部作と呼ばれる3点の画があります。
「浜町河岸」「築地明石町」「新富町」の3つです。

このうち「築地明石町」(写真の真ん中の作品)。清方の代表作で49歳のときの作品です。
浅黄色の着物に黒の羽織を羽織って、そっと後ろを振り向く裕福そうな女性。その目は画面外のなにかをじっと見つめています。その表情の色っぽいこと…。
画面全体からこの女性の色香が漂ってくる素晴らしい作品でした。
この画を間近で見ることができただけでも訪れた甲斐がありました。

その後、平安神宮・神苑を巡り青蓮院から清水坂までベタな観光コースを巡って帰ってきました。

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